2026年11月版 主なアップデート

アップデート実施日:2026年11月9日

11月9日に実施されるアップデート内容をご紹介します。

プロセス分析どのステータスに時間がかかったかを可視化する機能
プロセス管理各ステータスに「作業者向け説明」を設定できるように
REST APIKintoneの全体検索APIを利用可能に
AI機能Kintone MCPサーバーにKintone全体を検索するツールを追加
検討中の機能
アップデートオプションの変更内容

APIの更新内容の詳細は、APIアップデート情報をご覧ください メンテナンスにおけるkintone APIのアップデートはこちら

本アップデート内容は情報公開時点のものであり、今後変更される場合があります。

プロセス分析
どのステータスに時間がかかったかを可視化する機能

プロセス管理を設定したアプリで、レコードがステータスに滞在した時間の合計値を履歴をもとに集計し、グラフで確認できるようになりました。業務のどの工程に時間が多く使われていたかを把握し、業務プロセスのボトルネックの発見や改善に役立てることができます。
分析の切り口や期間を指定することで、対象の業務に合わせた分析が可能です。今後も業務プロセスの分析機能を拡充していきます。

▼「プロセスの分析」画面で各ステータスにかかった時間を確認可能に
問い合わせ対応アプリのプロセスの分析画面。ステータスごとの合計滞在時間と履歴数を横棒グラフで表示し、「分析の設定」ボタンと最も時間がかかった「担当者割り当て中」のバーをオレンジ色の枠で強調して、それぞれに説明の吹き出しを引き出し線で結んでいる。吹き出しの内容:「分析の設定」から、分類軸とするフィールドやレコードの絞り込み条件、対象履歴の期間の指定、集計方法の選択を行えます。/「担当者割り当て中」のステータスにかかった時間が最も長いことから、このステータスの業務にかけている時間を削減する効果が高い可能性があることを把握することができます。
▼本機能の利用方法
レコード一覧画面の[…]メニュー。メニューを開くアイコンと「プロセスを分析する」の項目がオレンジ色の枠で強調されている
レコードの一覧画面から「プロセスを分析する」をクリックし、プロセスの分析画面を開くことができます。

プロセス管理
各ステータスに「作業者向け説明」を設定できるように

プロセス管理の各ステータスに、作業の手順や注意点などを記載した「作業者向けの説明」を設定できるようになりました。作業者は、そのステータスで何をすべきかを確認できるため、たとえば申請系のアプリでは、「承認者確認中」ステータスに、承認時に確認すべきポイントや次に取るべきアクションを記述しておくといった使い方ができます。

■利用例

▼設定方法(プロセス管理設定画面)
プロセス管理の設定画面でステータスの「作業者向けの説明」の[設定]をクリックし、作業者向けの説明を記述する設定ダイアログを開いている様子
「作業者向けの説明」の[設定]をクリックして開く設定ダイアログで、説明を自由に記述できます。
▼確認方法(レコード詳細画面)
レコード詳細画面で[作業の説明を見る]ボタンをクリックし、作業者への説明のポップアップを表示している様子
作業者は[作業の説明を見る]ボタンをクリックすると説明内容を確認できます。このボタンは、説明が設定されているステータスでのみ表示されます。
言語ごとの名称設定で、ログインユーザーの言語設定に応じた出し分けも可能です。

REST API
Kintoneの全体検索APIを利用可能に

Kintone内のデータを横断して検索できるREST APIが利用可能になりました。
本APIでは、検索対象の場所を指定せずに、1回のリクエストで複数の場所を同時に検索し、結果をまとめて取得できます。検索の対象には、アプリのレコード、レコードのコメント、スペースのスレッド、添付ファイルの中身が含まれます。

全体検索が可能となるREST API:
全体検索API[POST]/k/v1/search.json

また、必要に応じて、検索範囲を特定のアプリやスペースに絞り込むことや、関連語(表記ゆれ・同義語など)を含めた検索も指定できます。
例えば、生成AIからKintoneのデータを参照する用途では、キーワードで広く検索し、結果に応じて範囲を絞り込むという段階的な探索に利用できます。

詳細はdeveloper networkをご覧ください。

AI機能
Kintone MCPサーバーにKintone全体を検索するツールを追加

Kintone MCPサーバーにおいて、全体検索APIを活用したツールの提供を開始します。これにより、たとえばKintone上にあるアプリやスペースの情報を詳細に把握していなくても、断片的なキーワードをAIに与えるだけで、Kintone内の業務データを幅広く取得することができるようになります。

AIへの指示のイメージ:

  • 📋 過去の対応履歴をAIが要約 — 例: 「A社の過去対応履歴を要約してください」
  • 🔍 類似する過去案件をAIが提示 — 例: 「過去に類似する案件があれば提示してください」
  • 📝 特定の議題を含むスレッド上の議論をAIが探索 — 例: 「価格改定について議論されたスレッドを探してください」
  • 📎 添付ファイルの中身をAIが参照 — 例: 「契約書テンプレートに機密保持条項が含まれているか確認してください」
※ 本機能を利用するには、Kintone MCPサーバーを最新バージョンに更新する必要があります。
※ Kintone MCPサーバーのダウンロードや更新情報は、mcp-serverのReleasesから入手できます。

検討中の機能

検討中の機能をご紹介します。
Kintoneシステム管理の「アップデートオプション」画面で、各機能を有効化することで、実際の動作をお試しいただけます。
検討中の新機能に対するフィードバックは、[Kintoneの改善に協力]フォームにて募集しています。

JavaScript API(アプリ)テーブルフィールドの行をIDで識別できるように
JavaScript API(アプリ)テーブルフィールドの行にボタンを表示できる「カスタマイズ列」を作成可能に
JavaScript API(アプリ)テーブルフィールドを構成するセルに対してスタイルの変更と取得が可能に

※ なお検討中の新機能は、定期メンテナンス以外のタイミングでも随時、仕様変更やアップデートオプションの提供開始・終了が実施されます。

JavaScript API(アプリ)
テーブルフィールドの行をIDで識別できるように

レコード追加・編集画面で新しく追加した行にもIDが付与され、テーブルフィールドのすべての行をIDで識別できるようになります。追加した行のIDも、レコードの値を取得するAPIやイベントオブジェクト(※1)のrecordプロパティから取得できます。
これに伴い、JavaScript APIでテーブルを扱うときの動作について、次の2点が更新されます。

① 行の追加・削除・並べ替えと値の更新を区別して反映
レコードに値をセットするAPIや、イベントオブジェクト(※1)のreturnでテーブルを書き換えるときも、REST APIと同じく行をIDで指定できるようになります。そのため、特定の行の削除や先頭への行の追加、並べ替えといった行そのものの操作なのか、特定の行にあるフィールドの値の書き換えなのかを、区別して指定できます。
② ①に合わせて「フィールドの値を変更したときのイベント」の発生条件を整理
JavaScript APIで行の追加・削除・並べ替えをしたときにも、テーブルフィールドのイベントが発生するようになります。テーブル内のフィールドのイベントは、値が変わったときにだけ発生します。
※1 対象となるイベントオブジェクトは、レコード追加・編集画面を表示したとき・フィールドの値を変更したとき・保存するときのイベントのものです。
※ 本機能を利用するには、アップデートオプションのAPIラボから「JavaScript API:テーブルの行へのID付与、テーブル操作時のイベント発生、およびテーブル操作用APIを追加する機能」を有効にする必要があります。
※ 本機能は、12月版で「リリース予定の新機能の先行利用」に移行する予定です。
詳細はdeveloper networkをご覧ください。

JavaScript API(アプリ)
テーブルフィールドの行にボタンを表示できる「カスタマイズ列」を作成可能に

行をIDで識別できることを活かし、テーブルフィールドに「カスタマイズ列」を作成するJavaScript APIが追加されます。カスタマイズ列には、行を指定してボタンを表示でき、ボタンがクリックされた行をIDで特定できるため、行の内容に応じた操作をテーブルの中から実行できます。
▼ 発注状況に応じたボタンを行に表示した例(開発中の画面です)
テーブルフィールドにカスタマイズ列「発注」を追加し、各行の発注状況に応じて「発注する」ボタンまたは「発注済み」ボタンを表示した例。カスタマイズ列がオレンジ色の枠で強調されている
テーブルフィールドにカスタマイズ列を作成する:
カスタマイズ列を作成する(PC)kintone.app.record.createCustomTableColumn()
カスタマイズ列を作成する(モバイル)kintone.mobile.app.record.createCustomTableColumn()
※ レコード追加・編集・詳細画面と、PC版の印刷画面で利用できます。 11月版のアップデートまでにAPIラボで提供する予定です。
※ 本機能を利用するには、アップデートオプションのAPIラボから「JavaScript API:テーブルの行へのID付与、テーブル操作時のイベント発生、およびテーブル操作用APIを追加する機能」を有効にする必要があります。
※ 本機能は、12月版で「リリース予定の新機能の先行利用」に移行する予定です。
詳細はdeveloper networkをご覧ください。

JavaScript API(アプリ)
テーブルフィールドを構成するセルに対してスタイルの変更と取得が可能に

行をIDで識別できることを活かし、テーブルフィールドを構成するヘッダーとボディのセルに対して、スタイル(背景色・文字色・太字など)の変更と取得を行うJavaScript APIが追加されます。これにより、入力内容に応じて注意が必要な行を目立たせるといった使い方ができます。
▼ 未発注の行を色分けして目立たせた例(開発中の画面です)
テーブルフィールドで、発注状況が「未発注」の行の背景色を変え、文字を赤色の太字にして目立たせた例
テーブルフィールドのスタイルの設定と取得:
テーブルフィールドのスタイルの設定(PC)kintone.app.record.setTableFieldStyle()
テーブルフィールドのスタイルの取得(PC)kintone.app.record.getTableFieldStyle()
テーブルフィールドのスタイルの設定(モバイル)kintone.mobile.app.record.setTableFieldStyle()
テーブルフィールドのスタイルの取得(モバイル)kintone.mobile.app.record.getTableFieldStyle()
※ レコード追加・編集・詳細画面と、PC版の印刷画面で利用できます。 11月版のアップデートまでにAPIラボで提供する予定です。
※ 本機能を利用するには、アップデートオプションのAPIラボから「JavaScript API:テーブルの行へのID付与、テーブル操作時のイベント発生、およびテーブル操作用APIを追加する機能」を有効にする必要があります。
※ 本機能は、12月版で「リリース予定の新機能の先行利用」に移行する予定です。
詳細はdeveloper networkをご覧ください。

アップデートオプションの変更内容

アップデートオプションの変更内容は以下の通りです。
Kintoneのアップデートオプション
新機能の無効化
提供終了
「AIアイコンの常時表示(Kintoneシステム管理者限定)」を無効にする
2026年11月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。
提供終了
「Kintone AI:AIクレジット使用量が上限に近づいたことや上限到達をKintoneシステム管理者とKintone共通管理者にお知らせするバナー」を無効にする
提供終了
「検索で『複数キーワードのいずれかを含む』条件を指定できる機能」を無効にする
提供終了
「JavaScript APIの拡充(2026年6月版)」を無効にする
提供終了
「モバイル版のヘッダー・グローバルナビゲーションバーのフロントエンド基盤の刷新」を無効にする
提供終了
「Kintone AI:レコード一覧分析AIをモバイルアプリ(iOS/Android)で利用できる機能」を無効にする
提供終了
「Kintone AI:AI機能の利用履歴を監査ログに記録する機能」を無効にする
提供終了
「アプリ作成AI:フォームの設定画面から起動できるようになる変更およびチャットウィンドウデザインの変更」を無効にする
提供終了
「閲覧・編集中のレコードが更新されたことを知らせる機能」を無効にする
提供終了
「検索結果を『関連度順』に並べ替える機能」を無効にする
提供終了
「アプリ管理画面で、条件を指定してアプリを絞り込む機能」を無効にする
提供終了
「Kintone AI:スレッド要約AIをモバイルアプリ(Android)で利用できる機能」を無効にする
提供終了
「JavaScript API:ルックアップフィールドで『フィールドの値を変更したときのイベント』が発生する機能」を無効にする
提供終了
「モバイル版での設定画面・未処理画面のフロントエンド基盤の刷新」を無効にする
提供終了
「モバイル版での検索画面のフロントエンド基盤の刷新」を無効にする
変更なし
「Kintone AI:モバイルアプリで、発話内容をもとにAIが入力先のフィールドを判断・再構成して入力する機能」を無効にする
2027年2月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。
変更なし
「アプリやスペースを検索範囲に指定/除外できる機能」を無効にする
変更なし
「アプリ管理画面で、絞り込み条件に指定できる項目を追加する機能」を無効にする
変更なし
「アプリ設定画面のトップページのフロントエンド基盤の刷新」を無効にする
変更なし
「Kintone AI管理からアプリ設定レビューの設定画面を直接開くことができる機能」を無効にする
変更なし
「テーブルフィールドの行追加・削除ボタンの表示状態を変更・取得するJavaScript API」を無効にする
変更なし
「従来の通知画面と新しい通知画面を切り替えることができる機能」を無効にする
追加

「プロセスの履歴をもとにステータスごとの滞在時間を可視化する機能」を無効にする
(アップデート内容:1)

追加

「プロセス管理で、ステータスごとに『作業者向けの説明』を設定できる機能」を無効にする
(アップデート内容:2)

追加

「Kintone全体を検索するREST API」を無効にする
(アップデート内容:3)

新機能の先行利用
(なし)
検討中の新機能
変更なし
「Kintoneシステム管理のデザイン改善:『ヘッダーの色』画面のデザイン・レイアウト変更」を有効にする
変更なし
「Excelファイルからアプリを作成する画面のフロントエンド基盤の刷新、および読み込みエラー発生時の処理の変更」を有効にする
変更なし
「Kintone AI:AIでアプリを検索する機能」を有効にする
変更なし
「PC版・モバイル版ポータル画面のフロントエンド基盤の刷新」を有効にする
変更なし
「PC版・モバイル版スペース/スレッド画面のフロントエンド基盤の刷新」を有効にする
変更なし
「CSVファイルからアプリを作成する画面のフロントエンド基盤の刷新、および読み込みエラー発生時の処理の変更」を有効にする
提供終了
「Kintone全体を検索するREST API」を有効にする
変更なし
「PC版・モバイル版でのピープル・メッセージ画面のフロントエンド基盤の刷新」を有効にする
変更なし
「出力されたファイル画面のフロントエンド基盤の刷新」を有効にする
変更なし
「集計結果を書き出す画面のフロントエンド基盤の刷新」を有効にする
提供終了
「プロセスの履歴をもとにステータスごとの滞在時間を可視化する機能」を有効にする
変更なし
「ファイルに書き出す画面のフロントエンド基盤の刷新」を有効にする
変更なし
「Kintone AI:生成AIでテキストを生成するJavaScript API」を有効にする
追加

「JavaScript API:テーブルの行へのID付与、テーブル操作時のイベント発生、およびテーブル操作用APIを追加する機能」を有効にする
(アップデート内容:7、8、9)

定期アップデート以外のタイミングでも更新されます。最新の状況はシステム管理内の「アップデートオプション」画面を確認してください。

アップデートオプション機能の詳細や、提供中の各項目(新機能)については以下のヘルプページを参照してください。